地域コラボプロジェクト(以下地コラ)は、2011年に活動が始まりました。設立当初は、10人前後のスタートでした。14年目を迎えた今年は新1年生40名近くが入り、合計85名の学生が所属するサークルになり、大学のある清水区草薙地域でまちの人たちとつながりながら活動をしています。団体のメンバー、本杉さん、松岡さんから活動の魅力や仲間集めについてお話を伺いました。
本杉ー 高校時代から、旅行が好きだったので、大学では観光系のことをやりたいと思っていました。観光サークルがないか調べた時に、地コラを見つけました。僕が住んでいるところは、住むための場所といった感じで、地域のイベントが少なく、人とのつながりの中で何かをするということに消極的な感じがします。でも、地コラでは地域の様々な人と一緒に活動できることに面白さを感じました。
松岡ー 私は近くに住んでいながら草薙について知らなかったので、活動を通じて地域や人について知ることができることに魅力を感じました。
本杉ー 他の地域団体のある程度年齢の高い人たちは、自分たちがやってきたことが変化することを怖がるところがあります。地域を盛り上げるきっかけになりやすいのは、「よそ者」、「若者」、「馬鹿者」と言われています。草薙はよそ者も若者も受け入れられるまちだと感じます。これは、前の代の人たちが、良い関係を築いてくれたおかげです。
松岡ー 地コラに入ったばかりで名前も知られていないのに、イベントの時は地コラの学生ということで多くの人に話しかけてもらいました。自然に入れる雰囲気が凄いと感じました。私は、静岡の人柄の良さが魅力だと思います。
本杉ー 長く続けてきたことによる信頼は大きいと思います。僕達の代で、それを壊したくない想いはあります。昭和みたいですけど、挨拶を意識しています。地域の人に会ったら「お疲れさまです」「お世話になりました」と声をかけるだけでも、顔を覚えてもらえます。
本杉ー SNSの広報を頑張りました。今までは、チラシを作って配るだけでした。今年は、Instagramに力を入れるため、SNS班を作って活動の宣伝をしました。
松岡ー 今は、高校の授業でもまちづくりやSDGsについて学びます。そこで興味を持った学生が、地コラを選んだのかなと思います。
本杉ー Instagramに、まちづくりの活動の様子の写真をあげていたのも良かった。
本杉ー 12月の冬フェスが終わると、新学期まで予定がないので、その間に代替わりします。1年間の活動を通して、自分たちの想いと地域の想いを感じてもらった上で、任せられる人を選ぼうと思います。
更新日: 2025/10/03 (金) 14:47