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「どうしよう」と立ち止まる前に「頼ってみよう!!」 ~前に進むための外部支援の活用法~

 静岡市清水市民活動センター

活動への強い思いや責任感ゆえに「自分たちでなんとかしなきゃ」と奮闘し、結果として多くの業務を抱え込んでしまうことはありませんか。その突破口を開くために外部の力を借りるということも一つの方法です。実際に悩みを持つ団体に寄り添い、解決へと導く事業に取り組み、成果を生み出している団体の活動を紹介していきます。

連載1

NPO法人 ESUNE

 ESUNE(エスネ)は、2013年に「新しくまなぶ、はたらく、いきるを静岡からつくる」というミッションを掲げ、大学生と若手の社会人が持つ持ち味や声を引き出し、豊かなまち・暮らしをつくるために、様々な主体と連携・協働して、プロジェクトの創出、コーディネート、人材育成を行なってきました。

活動を「プラットフォーム化」すること

 プラットフォームとは、様々な資源や課題が集まり、相互作用しながら新たな価値を生み出す基盤のことです。NPOの活動は特定のテーマや課題解決でも、関わる人も遭遇する課題も多様なので、プラットフォームと捉えるともっといろいろなことができるのではないかと考えています。
 その代表的な取り組みが、コロナ禍の2020年9月からはじまったプロジェクト「日本語サロンいろり」です。新型コロナウイルスの影響で、対面での日本語教室の開催が難しくなりました。そこで大学生のボランティアスタッフと日本語を学びたい、友達を作りたい外国の人が週2回のオンラインセッションをすることからはじまったプロジェクトです。

主催事業 オンライン日本語サロンいろり

 外国籍の方、運営に携わる大学生とのかかわりが広がる中で、「こんなこともできるのではないか」「やってみたいね」という想いが生まれ、そこにESUNEの正会員となった農家の協力のもと「いろりの畑」という活動が生まれました。そこでも様々な出会いや発見があり、任意団体として独立した活動にまで成長しています。当初は思いも付かなかったアイディアをポジティブに受け止め形にしてみることで、当事者や地域にとっても豊かなアクションつくってきました。

ESUNEを頼ってください!!

 「今、活動が少し行き詰まっている・・・」と感じたら、気軽に声をかけてください。現代のNPOは、(社会)課題解決志向になっていると感じています。活動で生まれたアイデアを様々な人の協力と参加によって形にしていける、可能性に満ちた舞台がNPOだと思っています。プラットフォームという考え方で、活動の価値を再認識したり、想定外な流れを生み出せると、私たちも実験しながら手応えを感じています。

NPO法人 静岡市障害者協会

 障害者協会の発足から20年が経ちました。障害者福祉の向上に共感した、正会員46団体・個人、協力会員17団体・個人の計63団体に支えられて運営しています。2017年(平成29年)11月には認定NPO法人になりました。主な業務は、「障害者相談支援推進業務」といって、静岡市からの委託事業を受けて相談業務をしています。障害者協会の相談は、一般的な相談支援で対応するには難しいケースに対応しています。他には、「障がいのある人たちの学生生活を支えたい」という想いが込められた寄付を元にした「しずおかTIP-OFF(ティップ・オフ)奨学金」の運営、会員向けに団体のサポートを行っています。

支援事例  NPO法人 清水地域精神保健福祉心明会

 心明会が当協会の理事も務めているので、過去に私がバックオフィス業務の1部を支援させていただきました。事業はしっかりと行われていますが、NPO法人としてのバックオフィスについては、日々の業務に追われ後回しになっている様子でした。また、心明会さんの場合は前の代表の方が亡くなったことで、十分な引継ぎができなかったみたいです。そういった状況でも組織をきちんとした形に整えたいという意向があったので、バックオフィスのサポートをしてきました。

寄り添いながら一緒に考える「伴走支援」

 協会では、2年前から障がい者団体のサポートをはじめました。最近、事業所経営に関する相談が寄せられました。今回は、当協会に関わってくださっている税理士の方がアドバイスを引き受けてくださいました。協会では対応が難しい場合は、対応ができそうなところにつなげていきます。清水市民活動センター(以下清水)とは、これからもつながっていきたいですね。清水は、バックオフィス業務の重要性を理解し、前号でも(vol.138を参照)特集をしてくれましたし、会計相談の体制が整っています。

静岡市障害者協会を頼ってください!!

 近年では、静岡市内の三障害(身体・知的・精神)の各団体以外にも、発達障害、難病の団体も会員となり、相互の連携活動の支援、社会参加の促進、市民への啓発などの事業を行っています。協会のことを知らない障がい者を支援する団体、当事者団体はもちろんですが、一度協会に相談してください。会員になってくれたら嬉しいですが、団体同士がつながることで、協会が目指している「障害福祉の向上」につながると思います。

更新日: 2026/08/03 () 11:34

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