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活動団体 organization

特定非営利活動法人 カレーズの会カレーズノカイ

アフガニスタン国南部のカンダハール市で「医療と教育」による復興支援に取り組んでいます。運営する診療所を通じ年間4万人を超える人々に診察や検査等の医療サービスを無償で提供し、出産介助や予防接種などの母子保健でも大きな成果を上げています。教育分野では生徒数1,600人が学ぶハジ・ニカ小中高等学校を支援しています。

 この団体のお知らせを受信する 登録:2018/03/06 最終更新:2024/07/16
ステータス:本登録

基本情報

法人種別
認定特定非営利活動法人
団体名
特定非営利活動法人 カレーズの会(カレーズノカイ)
団体の概要
カレーズの会は2002年4月に任意団体として発足し、アフガニスタン政府のNGO登録を得て2002年7月よりカンダハール市で医療活動を開始しました。2013年9月にNPO法人の認証を取得。2017年10月には認定NPO法人となりました。
代表者名
レシャード カレッド(レシャード カレッド)
所在地
〒420-0856 静岡県 静岡市葵区 駿府町1番47号 藤ビル3階
定款上の主たる
事務所所在地
静岡県 静岡市葵区 駿府町1番47号 藤ビル3階
お問い合わせ用
メールアドレス
電話番号
054-255-7326
月曜日~金曜日 午前8時30分~午後5時30分
FAX
054-254-5208
ホームページ・URL
団体ホーム
内閣府NPO法人
ポータルサイト
特定非営利活動法人 カレーズの会
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団体の活動情報

定款に記載された活動分野
国際協力 保健・医療 社会教育 学芸・スポーツ 人権・平和 連絡・助言・援助 小・中学生 高校生
団体の目的
この法人は、世界で最も乳幼児の死亡率が高く、子どもの就学率や成人の識字率が低いと言われているアフガニスタン・イスラム共和国(以下「アフガニスタン」という。)への復興支援を、医療と教育面で行い、お互いの顔が見える考え方を基本とした、支援活動を行うことを目的とする。
団体の活動・業務
1)医療支援: 
<カレーズの会カンダハール診療所での医療活動>
アフガニスタン・イスラム共和国南部のカンダハール市のアイノ・メーナ地区で診療所を運営しています。アフガニスタン事務所長(アフガニスタン人の理事が兼務)を始めとする、医師2名、助産師、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、予防接種員、地域医療スーパーバイザーなどの医療スタッフと、彼等を支える事務スタッフの総勢27名が活動しています。

診療所は毎週土曜日から水曜日までの週5日、午前8時から午後4時(6月から8月の盛夏時期は午前7時から午後2時)まで診察が行われ、2017年度(4月~3月)の年間患者数は3万3千人でした。その約54%が15歳以上の女性、40%が15歳未満の子供達です。

患者には医師による診察、各種検査(一部の血液検査や超音波診断、心電図は有償)、病気の治療に必要な医薬品配布、乳幼児や女性向け予防接種等の医療サービスが無償で提供されています。又、病気予防を啓発する目的で待ち時間を利用した公衆衛生教育や栄養教育にも力を注いでいます。

母子の健康を守る活動としては「出産介助」事業に力を注いでいます。2017年度には255件の出産介助が診療所内で行われ、その60%-152件が『夜間の出産』でした。又、感染症対策として乳幼児への8種の予防接種(年間1万6千件)、女性向け破傷風予防接種(年間3千件)などを行っています。

<地域医療活動>
地域医療の取り組みとして、診療所の周辺の村でヘルス・ポストと呼ばれる12箇所の地域医療拠点を運営し、定期的に診療所の医師や予防接種員、地域医療スーパーバイザーを派遣しています。

ヘルス・ポストの活動を担うのはボランティアの地域保健員(Community Health Worker=CHW)です。ヘルス・ポストには常備薬や消耗品がカレーズの会より提供され、定期的にCHWの研修も行われています。又、一部の女性CHWは経験豊富な伝統産婆として出産介助にも取り組んでいます。

2)教育支援: 
カンダハール市中心部から約15キロ郊外にあるアンサリ・メーナ地区に在アフガニスタン日本大使館の草の根無償資金協力資金を活用し、学校校舎を建設しました(2009年)。現在はハジ・ニカ小中学校(旧名ハヤトラ・ハン小中学校)として1年生から9年生までの生徒1367名(2017年11月現在)が学んでおり、その42%-569名が女子です。
同校にはトイレが無かったことから、2013年に8基のトイレを増築するなど、学習環境を整える支援を継続しています。

3)アフガニスタンへの理解を深める活動: 
日本国内では、アフガニスタンの現状を知ってもらう事を目的として、年4回の会報の発行、講演会活動、現地報告会の開催などを行っています。
現在特に力を入れていること
カレーズの会カンダハール診療所は、年間33,000人の患者に無償の医療サービスを提供していますが、その94%が15歳未満の子供達と女性です。そこで次の様な母子の健康を守る活動に力を注いでいます。

【出産介助】
3名の助産師が交代で、診察時間が終了する午後4時から翌朝の午前8時までの『夜間の出産』に従事しています。これにより診療所では24時間体制の「出産介助」に取り組んでいます。又、安全面を考慮し女性用務員も交代で夜勤につき、助産師達の活動を手伝っています。2017年度には255件の出産介助が行われ、その60%ー152件が夜間の時間帯でした。カレーズの会は、この活動を続ける意義は高いと考え、その財源確保の為に2018年4月より「出産介助」事業指定寄附の受け付けを開始しました。

【栄養教育】
「病気に負けない健康な体」を造るには、地域住民、特に子供の栄養問題を改善する必要があります。しかし、アフガニスタンには学校給食が無いため、子供達の栄養状態の改善は母親などの保護者に委ねられています。ヘルス・ポストでは2011年より公衆衛生教育を行っているので、その信頼関係を活かし、新たに栄養指導に取り組むことで、地域住民が「食の重要性」を認識し子供達の栄養状態が改善されることを目標としています。

【アフガニスタン版学校保健室】
カレーズの会が学校校舎を建設した、カンダハール市アンサリ・メーナ地区のハジ・ニカ小中学校(旧名ハヤトラ・ハン小中学校)では、1,367名の生徒に対し、教師は29名しか配属されていません。その為、生徒の健康にまで教師が目を配る余裕が無い状況です。年1回の発育検査なども十分に行われていないアフガニスタンの公立学校で、日本の学校保健室を参考にした「アフガニスタン版学校保健室」のプロジェクトを実施したいと考えています。
具体的にはハジ・ニカ小中学校をモデル校とし、日本の養護教諭に代わる「学校保健員」が生徒の健康の為に活動します。子供の予防接種の有無、健康や発育状態のフォロー、生徒への衛生教育の実施、保護者を巻き込んでの生徒の健康管理の改善、学校と同じ地区のヘルス・ポストとの連携、学校保健員の育成などを目指しています。
今後の活動の方向性・ビジョン
ここ数年アフガニスタンの治安情勢は悪化し、反政府武装勢力や過激派組織による自爆テロや即席爆弾装置(IEDs)を用いた爆弾テロが発生しています。国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は、2017年に死傷した民間人の犠牲者が死者3,438人、負傷者7,015人、合計10,453人であったと発表しました。カレーズの会が活動するカンダハール市内ではここ1年以上大きなテロは発生していませんが、人々は強いストレスを抱え平穏な日々を願って一生懸命に生きています。カンダハール市民に寄り添うためにもカレーズの会は診療所の運営を継続し、現地の人々が必要としている出産介助や予防接種、感染症対策、モデル校への保健室整備などの学校保健等に取り組んで行きたいと考えています。
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活動実績

2002年04月
設立以来の主な活動実績

2001年9月11日のニューヨーク同時多発テロに端を発したアフガニスタンへの空爆で、同国の民間人3,776人が犠牲になりました。この惨状に危機感を持った多くの静岡県民の支援を受け、任意団体「NGOカレーズの会」(本部静岡市)が発足。アフガニスタン出身の医師 レシャード・カレッド(島田市在住)が理事長に就任

2008年04月
設立以来の主な活動実績

カンダハール市アイノ・メーナ地区に現在の診療所建物を建設

2009年01月
設立以来の主な活動実績

ヘルス・ポストと呼ぶ拠点を設置し、地域医療の活動を開始(現在は12箇所で24名のボランティア地域保健員が活動中)

2009年07月
設立以来の主な活動実績

カンダハール市アンサリ・メーナ地区に学校校舎を建設し、州政府に引き渡す(現ハジ・ニカ小中学校 旧名ハヤトラ・ハン小中学校)

2012年07月
設立以来の主な活動実績

医療活動開始以来の累計患者数が30万人を超える

2016年04月
設立以来の主な活動実績

週6日の『夜間の出産』を事業化し、24時間体制の「出産介助」事業をスタート

2017年02月
設立以来の主な活動実績

医療活動開始以来の累計患者数が50万人を突破

イベント情報 event
 過去のイベント

団体活動マップ

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